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永久脱毛について


永久脱毛

永久脱毛というのは考えたら分かりにくいと感じる人も多いでしょう。。
そして、インターネット上ではこの永久脱毛について誤った説明をしているサイトが多いので、正しく永久脱毛の意味を理解している方はあまり多くないのではないかなと思います。

永久脱毛とは?

永久脱毛と聞くと、「脱毛してから、一生毛が生えてこない状態」を想像すると思います。
しかし、クリニックで言われている「永久脱毛」って実はちょっと違うのです。

あまり知られていないのですが、日本の脱毛クリニックの多くは日本医学脱毛協会に所属している事が多いのです。
そこで、日本医学脱毛協会の定義に準じて永久脱毛という言葉を利用していることが多いのですが、日本医学脱毛協会のホームページで、永久脱毛の定義については下記のように書かれています。
「毛乳頭」が毛髪の成長や発生を司っているので、毛母細胞がある限りいくら抜いても体毛は次々に生えてくるのです。 永久脱毛は、この毛母細胞をレーザー処理などで破壊する方法です。

永久脱毛は、このように毛母細胞をレーザー処理などで破壊する方法ということです。
電気針でのニードル脱毛が分かりやすいですね。
これは直接毛穴に針を刺して細胞を破壊する方法です。
これを永久脱毛と言われて腑に落ちる方が多いのではないでしょうか。

分かりにくいのは医療レーザー脱毛の場合です

各医療クリニックにおいて2~3年の治療を行ったところ、約90%の人に6ヶ月~1年以上の発毛抑制が見られました。
この結果から、レーザー脱毛が年齢差・個人差があるものの、永久脱毛であるといっても 差し支えのないものとなっているのです。
つまり、永久脱毛は医療レーザー等によって、毛母細胞を破壊する方法なのですが、レーザーで100%確実に毛母細胞を破壊出来るという保証は今のところは出来ません
破壊したかどうかはメスを入れないと分からないのですから、確認のしようがないのです。
それでも、2年から3年の施術の結果、半年から1年以上は90%の人に毛が生えてこなかったということで、レーザー脱毛は永久脱毛と言ってもいいということになっているのです。

そもそも、本当に永久に脱毛できたかどうかというのは、人生の中で50年くらい経たないと、検証出来ないわけです。
まだレーザー脱毛というのは1997年に初めて日本に入ってきたくらいですから、歴史的に浅いですし、そもそも発毛のメカニズム自体ハッキリ明確になっているわけではありません。
日本医学脱毛協会の主張のように帰納法を使って、永久脱毛を定義してるわけなのです。

医者的には、脱毛サロンとの差別化の為に、絶対にレーザー脱毛に永久脱毛という付加価値をつけたいんということです。
針脱毛じゃ高すぎて脱毛サロンに負けてしまいますから。
ですので、ちょっと無理やりでも、永久脱毛を定義したというのが本音ではないでしょうか。
消費者的には20年くらい生えてこなければとりあえず文句はなく、OKかなと思います。

ちなみに、日本ではなくレーザー脱毛先進国であるアメリカの米国電気脱毛協会では、「治療の前の毛の数に比べて、最終の脱毛から1ヶ月後の時点で毛の再生率が20%以下である場合を永久脱毛と呼ぶ」と定義されています。
これは、もっと良く分からないでしょう。
20%も再生してくるなら、もはや永久じゃないところですが、ここはさすがアメリカだと思います。
これを基準にウチは永久脱毛ですよと主張するクリニックがあるかどうか分かりませんが、あったら絶対に避けたいところです。

医療レーザーなら2~3年の施術で90%の人は永久脱毛できる

医学脱毛協会の説明で言えば、2~3年の施術をすれば、90%の人は永久脱毛が出来るということなので、永久脱毛をしたい人は、これを基準に考えるとよいでしょう。
2~3年ということは、だいたい施術の回数は8回から15回くらいということでしょう。
もちろん部位や毛質によって回数は前後するのですが、予算や期間を考える上での一つの目安にはなりそうです。

エステのフラッシュ脱毛では永久脱毛は出来ないのでしょうか?

ここで気になるのがエステでの脱毛です。
これは、医療行為ではないので、毛乳頭細胞を破壊することは出来ません。
エステで、毛乳頭細胞を破壊するような施術をしてしまった場合は、明確に医師法違反となるのです。
従って、医師免許を持っていない一般の美容エステでは、細胞を破壊することを示唆する永久脱毛という言葉を使うことは出来ません。
当然、「ウチのエステでは永久脱毛出来ます」なんて事を宣伝なんてしていたら、間違いなく摘発されてしまいます。
少し変な話かもしれませんが、エステでのフラッシュ脱毛は、毛乳頭細胞等に深刻なダメージを与えない程度に光の出力を抑えているのです。
あくまで破壊しない程度なのですが、ダメージを全く与えていないかというとそんなことはないんですよね。
ダメージを与えているから、施術後に何週間か経つとボロっと毛が抜け、毛が細くなり、最終的には、目視で確認出来ないくらいに、毛は無くなっていくわけです。
当然フラッシュ脱毛のほうが時間がかかります。
一般的にはレーザーの3倍弱は回数と期間が必要だと言われているのです。
十分満足できるまで、期間で言えば4年から6年くらい。
回数で言えば、25回から35回くらいは必要ということのようです。

医師法との兼ね合いで、エステは立場的に弱いのですが、元々、美容脱毛(美容針脱毛)というジャンルを確立したのはクリニックではなく、エステで古い歴史があります。
クリニックよりも安価で受けることが出来る(中には詐欺的に高額なエステもありますが)エステは、消費者の需要も依然として高く、多くの雇用を生んでいます。
個人的には応援したいんですけど、なんせエステ業界が一枚岩じゃないので、政治的圧力に滅法弱いのです。

永久脱毛は、言葉の定義がハッキリあるわけではなく、あくまでクリニックが各自の根拠で「永久脱毛だよ」と説明しているにすぎません。
永久脱毛をしたい。と思われている人は、クリニックのHPを見て、説明されている永久脱毛の根拠と実際の施術者の写真を見て、信頼出来るなと思えるところに、まずはカウンセリングで訪れてみて、医師の説明を聞いてみるのが良いでしょう。