自宅で脱毛に使えるムダ毛処理剤の違いについてまとめてみました
夏が近づいてきて肌の露出が増えてくる頃になると、お洒落を楽しみたい女子たちにとっては、頭を悩ませるものといえば、ムダ毛の処理ででしょう。
もちろんサロンやクリニックに行けば綺麗になるのはわかっているのですけど…そんなにお金はかけられないし、なかなか時間もとれません。
今すぐにでも自分で処理をしたい、そんな悩める女子の強い味方になってくれるのがムダ毛処理剤なのです。
ただ、ドラッグストアに並ぶ膨大な数の処理剤を前にして、いったいどれを選べばいいのかわからないし、正直違いもよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、処理剤を使って自宅でできるムダ毛処理剤の種類について解説していきます。
処理剤を使った自宅でできる脱毛処理の方法
ムダ毛処理剤を使用する処理方法は大きく分けて脱毛・除毛・抑毛・脱色の4種類があります。
これらの違いをしっかり知っておくことで、本当は脱毛したかったのに除毛クリームを買ってしまった、除毛できると思っていたら抑毛ローションで効果がまったく感じられなかった、などというトラブルにもなりかねないのです。まずは以下で、それぞれの違いについて簡単に比較してみます。
処理方法、しくみ、主な処理剤のタイプ、効用期間(処理頻度)
脱毛・・毛根ごと毛を引き抜く方法。脱毛ワックス・脱毛テープなど。3~4週間(月1回)
除毛・・皮膚の上に生えている毛だけを除去する方法。除毛クリーム・除毛ジェルなど。1~2週間(月2~3回)
抑毛・・毛の成長を抑制し、毛を細く目立たなくする方法。抑毛ジェル・抑毛ローションなど。即効性はないため、継続使用が必要
脱色・・肌やうぶ毛の色に近づけて、毛を目立たなくする方法・脱色クリームなど・2~3週間(月1~2回)
次にそれぞれのムダ毛処理剤の特徴を説明していきます。
脱毛
ムダ毛を毛根から抜き取ってしまう方法です。処理剤としては、脱毛テープや脱毛ワックス、最近はやりのブラジリアンワックスなどがこれに当たります。
・メリット
脱毛処理の一番のメリットは「効果の持続時間が長い」ということでしょう。ムダ毛を毛根ごと引き抜いてしまうので、即効性や確実性は高いです。また、同じ毛穴から再生するまで効果が持続するので、他の処理方法と比べても綺麗な肌を長時間保つことができます。
さらに、他の処理方法と違って、根本から処理できるので、まるではじめから毛がなかったかのような状態にすることができるというのも大きなポイントとなるのです。
・デメリット
脱毛処理の一番のデメリットはなんといっても自宅で行うと「痛み」を伴うということです。強制的に毛を引き抜くということで、当然痛みを伴いますし、肌にも負担がかかることは避けられない事実なのです。
さらに脱毛直後の毛穴はぽっかりと開いてしまっている無防備な状態です。そのままにしてしまうと細菌感染してしまう恐れもあります。ですので、しっかりとしたアフターケアが必要なのです。
除毛
皮膚の表面に見えている毛だけを除去する方法が除毛です。大きく分けるとカミソリやシェーバーで剃毛する方法もこちらに含まれます。また、処理剤としては化学物質によって毛を「溶かす」ことで除去する除毛クリームや除毛ジェルがこれに当たります。
「脱毛クリーム」という名称で売られている製品もあるのですが、基本的には同じものと考えてよいでしょう。
・メリット
除毛処理のメリットは「仕上がりが自然で綺麗」ということに尽きます。ムダ毛を物理的に溶かすので、カミソリで剃ったときのように、肌の表面にポツポツ毛の断面が見えるということがないので、見た目が美しく処理できるのです。
さらに、脱毛に比べると痛みが少なく、背中など脱毛処理など、やりづらい部分にも手軽に除毛処理が行えるというのも大きなポイントです。
・デメリット
除毛処理のデメリットは「肌への刺激が強い」ということででしょう。肌が弱い人や敏感肌の人などは、炎症を起こしたり腫れたりといった肌トラブルや、場合によってはアレルギーを起こしてしまう危険性もありますので、注意が必要なのです。
また、製品が合わない場合には効果を感じられないことも多々あります。
抑毛
体毛を成長させる男性ホルモンを抑制することで、毛を細く目立たなくしていく方法です。製品としてはスキンケアも兼ねたローションタイプのものが多く、ムダ毛を処理するというよりも日頃の手入れの一つとして考えるほうが良いでしょう。
・メリット
最大のメリットは「肌へのダメージが全くない」ということに尽きます。最近では妊娠中の女性や小学校高学年~中学生くらいからのムダ毛が気になり始める女子などにも安心して使えるものが増えてきているのです。
また、商品によっては抑毛効果だけではなく、保湿や美白などに効果のある美容成分が含まれているものも多く、スキンケアの一つとして使用できるのも嬉しいところです。
・デメリット
抑毛処理のデメリットとしては「劇的な効果は期待できない」ということです。「夏までに何とかしたい」というような期限を決めてのムダ毛対策には向いていません。効果が実感できるまでに要する時間が長いですから、あくまで他の処理方法と組み合わせての補助的なお手入れ方法と考えたほうがいいでしょう。
どの処理方法にもメリットとデメリットがあります。どの方法が一番いいとは言い切れないのです。
使用する部位や目的に合わせて色々な方法を組み合わせてもよいかもしれないですね。